生命保険の外交員になるためには、生命保険募集人の資格を取る必要があります。この資格を取得するためには、まず生命保険の基礎知識を修得することを目的とした「一般課程試験」を受けなければなりません。
一般課程試験に合格すれば生命保険募集人として仕事を始められますが、次のステップして、専門知識・周辺知識を修得し、顧客ニーズへの基本的対応力を高めることを目的とした「専門課程」があります。この専門課程試験合格者には『ライフ・コンサルタント』の称号が与えられます。(ライフ・コンサルタントは略称LCとされています。)
次に専門課程試験で習得した知識をベースに応用力・実践力を養成し、ファイナンシャル・プランニング・サービスに必要な全般的知識を修得することを目的とした「応用過程」があります。この応用過程試験に合格すると『シニア・ライフ・コンサルタント』の称号が与えられます。(シニア・ライフ・コントルタントは略称SLCとされています。)
次なる段階は応用課程試験の合格者を対象に、ファイナンシャル・プランニング・サービスに必要な生命保険他、関連知識をより専門的なレベルで修得することを目的とした「生命保険大学課程」です。
この生命保険募集人資格「生命保険大学課程試験(全6科目)」に合格者し、一定の条件を満たす人には『トータル・ライフ・コンサルタント』〔生命保険協会認定FP〕の称号が与えられます。(トータル・ライフ・コンサルタントは略称TLCとされています。)
このトータル・ライフ・コンサルタントは生命保険業界の最高の資格です。保険業界だけでなく、他の金融商品、不動産、損害保険などの知識も身につけないと合格することができません。
先ほども説明したように保険外交員として保険を販売するためには、生命保険募集人資格が必要となります。そのために必要になるのが生保一般課程試験(生保募集人試験)と呼ばれる業界統一試験になります。
この試験は保険外交員だけでなく、生命保険会社や損害保険会社で働く事務職などの人も受験する必要があるようです。
生保一般課程試験(生保募集人試験)の内容は生命保険の商品知識や生命保険の販売におけるコンプライアンスなど、生命保険の販売する時に求められる基礎的な知識となります。合格点は70%以上となっています。
基礎的な内容となるため、難易度は高くありません。それでも合格率は80%以上となっているので、簡単だからと言って、手を抜いてはいけません。うっかり不合格になってしまった場合、逆に目立つことになり、そういう意味でリスクは高いとも言えます。
生保一般課程試験はその会社特有のものではなく、業界共通の試験となります。ですから、生命保険会社や損害保険会社で働く人は皆、この試験を受けていることになります。
問題内容は○×問題や語句選択が95%、5%が計算問題となっています。